「トリクルダウンは失敗だったね」
世の中の議論は、だいたいこの一言で止まっている。
でも、私はずっと違和感があった。
“失敗だった”と言うけれど、構造は今もそのまま動いているじゃないか。
◆ トリクルダウンとは何だったのか
大企業や富裕層を優遇すれば、 その利益が中間層や労働者に“滴り落ちる”という考え方。
- 法人税を下げ
- 規制を緩め
- 株主還元を増やし
- 労働市場を柔軟化し
- 消費税で財源を補う
こうすれば経済が回る、と言われていた。
私も聞いたときには「そんなに都合良く行くわけないだろ」と思ったものです。
日本では1990年代後半から始まったそうだが、皆にもアベノミクスとセットで扱われた思い出があるのではないだろうか?
しかし現実はどうだったか。
◆ 富は上にだけ溜まり、下には落ちてこなかった
- 株主還元は過去最高
- 役員報酬は天文学的
- 内部留保は過去最高
- 実質賃金は過去最低
- 非正規は4割
- 社会保険料は上昇
- 消費税は上昇
上は太り、下は痩せ続けた。
「トリクルダウンは失敗だった」と言われる理由はここにある。
「やっぱりこうなるよな」と緩和を続ける事を恨んだものです。
◆ 本当の問題は“失敗したまま放置されている”こと
世の中の議論は「失敗だったね」で終わっている。 でも、構造は今もそのまま動いている。
- 法人税は下がったまま
- 大企業優遇税制は残ったまま
- 消費税は上がったまま
- 社会保険料は上がったまま
- 労働分配率は下がったまま
つまりは、 日本は今もトリクルダウン中 だと言いたい。
◆ 「経済が良くならない」のは当然
だって構造を戻していないから。
- 上に与える
- 上が太る
- 下には落ちない
- 消費が増えない
- 経済が回らない
- 物価だけ上がる
- 実質賃金は下がる
このループが今も続いている。
「経済が良くならない」のは、 構造を戻していないから当然。
◆ では、どうすればいいのか
私は車屋で働いていた時、 「上が富んだら終わり」「下には落ちてこない」 という構造を現場で見てきた。
- 売れる仕組みを作っても
- 店を安定させても
- 社長を稼がせても
自分は豊かにならなかった。
これはミクロのトリクルダウン。 日本全体で起きていることと同じ構造だった。
だからこそ思う。
◆ 政治が作った構造は、政治で変えられる
最後に、この記事を読んでくれた人に伝えたい。
政治が作ったんです。 政治が変えられます。 政治を変えるのは私たち国民です。 意識を変えよう。
トリクルダウンは「失敗だった」で終わりじゃない。 今も続いている構造を、どこで止めるか。 どこで戻すか。 それを決めるのは、私たち。


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