(彼女への感謝と応援を込めて)
今日の話は少し長くなる。 そして、この記事はきっと彼女も読むことになるだろう。 だからこそ、これは彼女への感謝と応援の気持ちを込めた文章でもある。
家族ぐるみでつながった「Hさん」という存在
私には、前々職の車屋の頃から家族ぐるみで付き合いのあった H さんという女性のお客さんがいる。 お父さん、お母さん、お兄さん、娘さん──家族全員が私から車を買ってくれた。
私が車屋を辞めたとき、本来ならその関係はそこで終わるはずだった。 けれど、娘さんは辞めた店舗の従業員から私の連絡先を聞き出し、直接連絡をくれた。
「どの店舗よりも、誰よりも、あなたを信頼している」 そう言われたような気がした。
無職だった私に、フリーランスとして車検や整備の仕事を任せてくれた。 その信頼に応えたいと思った。
そして今日、彼女は東京へ旅立った
1か月ほど前、彼女から突然「東京に行きます」と連絡があった。 驚いたが、彼女なりの考えがあるのだろうと深くは聞かなかった。
そして先々週、 「やっぱり車を引き取ってほしい」と連絡があり、 今日、私は引き取りに向かった。
そこで初めて、彼女の胸の内を聞くことになった。
彼女の転職は “業界×職種” の階段を登っていた
私が知っている彼女は、高卒でスーパー勤務の女性店員だった。 聞けば寿司コーナーの責任者になったものの、「努力に見返りがない」 とこぼしていたこともあった。
それは構造的に仕方のないことだと私は思っていた。 スーパー×寿司コーナー──利益率も賃上げ体力も低い世界だ。
しかし彼女はそこから抜け出した。
- スーパー × 寿司コーナー
↓ - 高級回転寿司 × 寿司職人(給料アップ)
↓ - 都内の板前寿司 × 寿司職人(今回の転職)
これはまさに、 業界の階段を順に登っていく “ホップ・ステップ・ジャンプ” だった。
そして今回の転職は、 転職エージェントの広告を見て応募したらしい。
未経験だと謙遜していたが、 話を聞けば聞くほど、 伸び盛りの業界が「経験者を喉から手が出るほど欲しがっている」構造が見えてきた。
給料を決める主導権が彼女にあったこと。 転職を繰り返すたびに給料が上がっていくこと。 その構造に、彼女自身が戸惑っていた。
でも私は確信している。 彼女はその価値に見合うだけの知識も経験も積み重ねてきた。
これは “構造を理解した人間” が掴む未来
彼女の転職は、まさに
業界の賃上げ体力
専門性の積み上がり
アメリカ式の上昇転職
この3つの構造がすべて揃っていた。
そして彼女は、 その構造の階段を “自分の足で” 登っていった。
今日、彼女は東京で新しいスタートを切った
今日の今頃は、 もう都内の新しい住まいに着いているだろう。
不安もあるだろう。 戸惑いもあるだろう。
でも私は知っている。
彼女は大丈夫だ。
どこに行っても、ちゃんとやっていける。
そして、 彼女のように “構造を理解して動ける人” は、 これからの時代を強く生きていける。
Hさんへ。
今日、車を引き取りに伺って、 あなたが東京へ向かう決断をした理由をようやく聞くことができました。 驚きもあったけれど、それ以上に、 あなたが自分の力で “階段を登ってきた” ことを知り、胸が熱くなりました。
スーパーの寿司コーナーから始まって、 高級回転寿司へ、そして板前寿司へ。 業界の階段を一段ずつ、確かに登ってきた。
あなたは謙遜して「未経験です」と言っていたけれど、 私は知っています。 その言葉の裏に、 何年も積み重ねてきた経験と、 毎日の仕事で磨いてきた技術と、 誰よりも真面目に向き合ってきた姿勢があることを。
今回の転職が “とんとん拍子” に決まったのは、 偶然ではありません。 あなたが積み重ねてきたものを、 ちゃんと評価してくれる場所に出会えただけのことです。
東京での生活は、きっと大変なこともあると思います。 でも、あなたなら大丈夫です。 どこに行っても、あなたの仕事ぶりを見てくれる人は必ずいます。
そして、もし疲れたときは、 いつでも戻ってきていい。 車のことでも、仕事のことでも、 何かあれば遠慮なく連絡してください。
あなたの新しい挑戦が、 どうか良い未来につながりますように。 心から応援しています。
新しいスタート、おめでとう。


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